ワインの世界
一年に一度のひるぜんの山ぶどう。
山ぶどうも、その年の風、日照・気温・収穫時の天候によって酸味の強さ、
甘みの深さ、コクの奥行きが異なります。
同じ風味の山ぶどうは、その年以外二度と収穫することはできないのです。
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何より大切なのは
ワインと向き合う、ということ
「まだ挑戦者です」
工場長は、正直にいう。
よりおいしいワインを求めて
受賞歴にとらわれず、あえて変化をつけていく。
わずかな気温差、湿度、発酵……。
それは、確かな経験値となり、感性に訴えかけるほど、香り高い「おいしさ」となる。
「100年ぐらいの経験値がないと、ワイナリーとして、スタンダードではないんです」
ワインづくりに、ゴールはない。
さらなる高みを目指して。
その言葉こそ、
偽りのないワインへのこだわり。
やまぶどうに恋するワイナリー
山葡萄は日本に古くから自生しているツル性の樹です。
実はデラウェアという種無しのブドウと同じぐらいの大きさですが、大きな種が3,4個も中に入っています。一般のワイン用ブドウに比べて果汁が少ないのでどうしてもたくさんの山葡萄が必要です。
ひるぜんワイナリーでは、蒜山高原に自生していた1,000本もの野生の木から糖度が高く酸味が少ない木を10年かけて選抜しながら栽培してきました。
「もともと山になっている物なのだから放っておけば実はなる」という訳にはいかず数々の試行錯誤、まさに手探りをしながら安定的な供給を実現しました。
今では、ワイン、100%ジュース、コンフィチュールなど、たくさんの山葡萄製品を全国の方にお楽しみ頂いております。
蒜山産の山葡萄は、日照時間などの気候の違いから、本場とされる東北地方のものよりも甘みが強く、また皮の色が濃いのが特徴です。

赤ワインをオーク樽で
熟成させる訳
特にフランス中南部アリエで作られるオーク樽は、山ぶどうとの相性がすこぶるよいのです。
一樽一樽個性があり、熟成のスピード、樽の放つ香りの強弱、出来上がりの色合い、風味はそれぞれ微妙に異なりますが、どっしりとした樽の力が繊細な山ぶどうワインのコクと旨味を引き出してくれます。
2018年ジャパンワインチャレンジ「金賞」受賞

山葡萄・ロゼ 2017
年に一度行われる、アジア最大規模のワイン審査会ジャパン・ワイン・チャレンジ。
全世界から集まった1,400本ものワインの中から、ひるぜんワイナリーのロゼが、今年金賞に選ばれました。
蒜山産山葡萄はポリフェノールを多く含み、カシスなどの果実感のある味が特徴です。今回受賞した山葡萄(ロゼ)は、白ワイン仕込みで発酵させ醸造したワイン。透明感のあるピンク色、イチゴやピーチなどの香りがあり、やや甘口。
ワインが苦手な方にも好評なワインです。
ひるぜんワイナリーを代表する新しいワイン「三座」

主力ブランド「ひるぜんワイン」を、刷新。
より、飲みやすく手に取りやすいひるぜんワインを。
「ひるぜんワイナリー」と、 「ヤマブドウ」、「厳選した品種のブドウ」 これら3つの要素を工場長自らブレンドし、もっとも飲みやすい ワインを創り出しました。
蒜山三座の名を抱くワインです。
透明感のあるきれいなピンク色、粘着もある。白い花の香りやいちご、チェリーなどのさわやかな香りのロゼ。
やや深めのルビー色、粘着度も高め。熟したイチゴやプラムなど果実の香り、杉や樽などのウッディな香り。味は果実感があり、ふくよかな香りが広がりタンニンは軽く、飲みやすいミディアムボディの赤。
どんな料理にも合わせやすいワインです。
果実を超えるほどの、果実感。

ひるぜん果実のジャムは、3種類。
甘酸っぱさの広がる、りんご。
大粒ごろごろのブルーベリー。
そして果実味あふれる、山ぶどう&りんご。
素材の良さを、最大限に引きだすため
手間をおしまず、ひとつずつ手作業でつくっていく。
果実の選別、火入れの加減、糖度の調整……。
繊細な行程により、
ほかにはない、果実感が生まれた。
もはや「特産品」という言葉では、おさまらない。
極上のジャムたち。